CFRPは、航空機分野において機体軽量化による燃費効率の向上に大きく貢献してきました。
現在では、主翼や胴体などの一次構造材をはじめ、座席やフロアパネルなど二次構造材に至るまで、幅広い用途、部材に使用されています。
エンジン部位など、新たな用途にも用いられるようになってきました。
たとえば、エンジンのファン口径大型化に軽量で高強度なCFRPを用いることで、燃料消費量の改善や低騒音化に役立ちます。
従来使用されてきたチタンやアルミに代えて、より軽量で強度の高いCFRP複合材料を用いることで、バードストライクにも耐える強度を維持しつつ、エンジンを大口径化でき、エンジンの軽量化と燃費改善に役立ちます。
バードストライクは、鳥1羽による衝突が大きなトラブルを巻き起こす事象であり、大きなトラブルを回避するためにも、高い耐衝撃強度が必要です。
