CFRPは、軽量でありながら、強度が高く耐候性に優れた素材です。
これまで、航空機や自動車などに活用されており、軽量化による燃料消費量の減少を図り、省エネや地球温暖化防止に役立てられてきました。
世界的にもCFRPは注目されており、CFRPを用いた次世代の地下鉄車両の開発なども進められています。
車体や客席、台車フレームなどを従来のアルミやステンレスに代えてCFRP製にすることで、車体の重量が13%軽減することが可能となりました。
軽量化により、鉄道車両運行の省エネ化が実現できます。
車両が重いほど走行には大量のエネルギーが消費されることになり、その分二酸化炭素の排出量も増えます。
軽量化できれば、同じ距離を進むにも、より少ない燃料で済み、二酸化炭素の排出量も減らすことが可能です。
CFRPは環境に優しい素材でもあるのです。